マドラス日記 '03/05
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 バターボールの近くのモニュメント。

 ちなみに有料なのは海岸寺院と、今回は行かなかったもう一つのお寺。250ルピーで買ったチケットで両方見られます。バターボールは無料で見られます。入り口でおじさんが案内させろと五月蝿いが。

 岩を削り出して作られた寺(?)
 ありました、バターボール。でも、全然丸くないじゃん。これが本当にバターボール?とT氏と顔を見合わせてしまった。
でも、写真だと丸く見えるなぁ。
実際に目の当たりにすると、写真程丸く感じないのは何故なのだろう?

 目で見た時はこんなにスパッとカットされたようには感じなかった。
写真だと綺麗にカットしたように見えるなぁ。
 これも有名なのかしら?2つの岩が互いに支えあって…まるで「人」という漢字を説明する時のようだわい。

案内板のとおりに進むと名所をくまなく見られます。
が、日陰が無いので暑い!
さらに、昇り降りが年寄りにはきつい!

 すべて岩をくり抜いて作ったらしい。

 たがね(?)の跡がエレキングの口のよう。
 高台に上り、海とは逆の方向を望む。
どこまでも平野が続いていた。

 灯台があった。鍵がかかっていて入れなかった。
 展望台には多くのインド人が座っていた。下からラジニ敬礼をすると…受けた。次はもちろんBaba。同じく、受けた。

 見にくいかな?
岩の影に鹿が佇んでいた。「ムトゥ」のオルバン、オルバンが思い浮かんだ。
 街に戻ると、Meenaさんの看板を発見。

 頭にバケツを乗せたおばさん。器用なもんだ。

 この先にあるミュージックショップでNanna Veetu Kalyanamのポスターを貰っちった。

 4時ころChennaiに戻る。やはり排気ガスが凄い。バーでサンドウィッチを食べる。旨い。これがチキンでなくツナだったらもっと良いな。

 夕方、T氏と待ち合わせしているスペンサープラザに向かう。そのスペンサープラザの入り口で偶然、Livingston氏を見かけた。彼は家族で買い物に来ていたらしかった。昨年、Nanna Veetu Kalyanamの撮影の時に逢った事を話したのだが、彼はまったく覚えていない様子だった。挨拶だけして失礼する。

2003年5月3日

 ラジニのマネージャーであるSathyanarayanan氏宅を訪ねる。もちろん「ヒロインはMeenaで」とお願いする為である。ところが、家には鍵がかかっており、車も無い。たまたま通り掛かった人の話では、30分前に出掛けてしまったとの事。ん〜残念。

ホテルのカフェでラジニ宛の手紙を書く。どうかヒロインがMeenaさんになりますように。
 ラジニ邸。「ラジニは一ケ月夏休みを取っている。チェンナイには居ないよ」といつもの答え。手紙を渡してくれるようにお願いする。

 Raj Videoへ行く。DVDもVCDも発売されていない映画のビデオが無いか尋ねるが、やっぱり無いらしい。
 Deviシアターに映画を見に行く。が、あまり見たいのがないなぁ。
一番良さげな、この映画を見ようと思いチケット買おうとお金を出したが、チケット売りのおじさんが「中に入れ」と、ちょっと怒ったような表情でお金を返しながら言って来た。

 え?何かまずい事したかな?と、ちょっと怯えながらそのチケット売りのおじさんと対面する。
なんとこのおじさん、日本のインド大使館で働いていたらしい。彼の話では年に3回チェンナイに来て、このおじさん宅に泊まっていく大阪の友だちがいるとの事。私以外に遊びで年に3回もチェンナイに来る人がいるとは…。
チャイを御馳走になり、ひとしきり話した後、彼は別の場所でチケットを売っている男の人を呼んだ。
Deviは4つのスクリーンを持つシネコンでスクリーンごとにチケットの販売場所が違う。つまりその間、チケットを買おうとしていたインド人は待たされているのだ。
「彼は私の友だちだ」と、わざわざチケットを売りに来させたのである。
「きみが見ようとしていた映画はラブストーリーだ。あまり面白く無い。こっちにしなさい」と無理矢理Dhoolを見る事になった。内心、「DhoolはVCDで見たんだけどなぁ」とは思ったが断り切れなかった。さらに親切にも入り口まで案内してもらった。

 で、Dhoolである。アショカさんのところで一度見たおかげで、ストーリーは判っており、字幕なしでもスムーズに映画に入っていけた。VCDで見た時は「ヒットしたらしいけど面白く無いなぁ」と思ったのだが、こうして映画館で見るとまた違ったもので、すっごく面白いのである。Vivekのギャグに客が反応するせいなのか、ストーリーが判っているからなのか、はたまた両方の相乗効果なのか。
ラスト近くのミュージカルシーン(と言うかアクションシーン)では踊り出す観客がいた。すぐに映画館の人に止められて、大人しく座ってみるように言われていたけど。内緒だが、実はわたしも踊り出したい欲望に駆られていた。あと、2、3人踊る人がいたら一緒に踊りだしていたかもしれん…。
Dhoolを堪能して映画館を出る。さっきのチケット売りのおじさんにお別れの挨拶をしようとしたが、別のおじさんがチケット売っていた。

 夜、今晩でチェンナイを離れるT氏とバーで待ち合わせ。ここでお別れである。私はひとりPishwariでタンドリーチキンを食べる。どんなに好きなものでもさすがに食べ飽きて来た。今回、1日おきに食べているような気がする…。

 2時頃、暑さで目が覚める。昨日までと違って、夜になっても気温が下がらない。明日は暑そうだなぁ。

2003年5月4日

 どうにもお腹の調子がよろしくなく、あまり出掛ける気がしないが、アショカさんの家に行く。アショカさんは丁度出掛ける所であった。奥さんが日本語学校に通っているので、送って行くところだったのだ。一緒に車に乗り込み出掛ける。日本語学校で奥さんを降ろし、海岸までドライブ。サラバナに寄ってお茶して家に戻る。
アショカさんはNHKが見られるアンテナ(パラボラのことか?)を買いに業者の人と出掛けたが、私は残ってテレビを見て過ごす。Vijaykanthの映画をやっていた。こうして見るとVijayakanthって紅の豚に似ているなぁ。
お昼もアショカさんの家でドーサを御馳走になる。10才になる親戚の娘が焼いてくれた。この娘はとってもおしゃまなのだ。
スーパーでお土産(ネクタージュース&お香)を買い、バーに最後のトマトジュースを飲みに行く。「今度はいつ来るんだ?」「ミーナの誕生日の9月だよ」
その後、再びアショカさんの家に行き、コマラに夕食を食べに出掛ける。アショカさんの車の前をサイドカーに乗った老夫婦が走っていた。「インドではお年寄りは珍しいので大事にされます」「日本は年寄りばっかりですよ、アショカさん」(笑)
アショカさんは「ミーナの番組を録画してあげますよ」と言ってくれた。毎度のことだが、期待しないで待ってます(笑)食事の後、アショカさんとホテルの前で別れる。シャワーを浴び、荷造りしてホテルをチェックアウト。タクシーを拾おうとホテルの前に出るとリクシャーワーラー4人に囲まれる。「タクシーで行く」と言っているのに、無理矢理スーツケースを奪い取って「新車だからノープロブレムだ」と積み込んでいる(笑)時間が早いのでオートで空港まで向かう。さすがに新車なだけあって綺麗でスムースに走るわ。きっとこのお兄さんは新車の代金を払う為に必死なのだろうなぁ。

2003年5月5日

 chennaiからマレーシアまではほぼ定員だった。しかし、SARSの影響かマレーシアから成田までは1割りくらいしか乗っていなかったのではないか?シート1列に一人か二人だもの。毎回こんなに空いていると楽でいいなぁ。トイレも並ばずに入れるし。

富士山。

ではなく翼(笑)

おしまい

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