マドラス日記 '01/08
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2001年8月3日

オートリクシャーでRamya Krishnan邸に向かう。
しかし、撮影でハイダラバードに行っていて留守。

次はVijay邸。やはり撮影で留守との事。コーヒーを御馳走になって失礼した。

続いて、Ramba邸に行ってみる。対応してくれたスタッフの話では、ほんの10分前に空港に向かったのだとか。Vijayの前に廻っていれば会えたかも?
悔やまれる。

Ajitの事務所に寄ってみるも、やはり不在。前回、あんなに沢山居たスタッフも、ほとんど出払っている。

間が悪い時はこんなものか。

そして、やって来たのはSivaji Ganesan邸。
いやはや、びっくりな豪邸である。
門前で警察官の荷物チェックを受け、邸内へと案内される。

うおー。広い庭。
で、でかい家。
ラジニ邸なんて眼じゃ無いぞ。

Prabhu似の人に案内される。
こちらは祭壇。

ただただ圧倒された。

Neporeonさんの計らいで撮影見学する事が出来た。
お隣は奥さん役のFathima Babuさん。

この日撮影されていたのは「Ravana Prabu」というMalayalam語映画のスタントシーンである。

先日、撮影所の前を通りかかった時、以前Vijayと共に逢ったKanal Kannanに似た人を見かけたので、気になっていたのだが、やはりKanal Kannan本人であった。この映画のスタントマスターである。
彼等がスタントマン。
左の人は「アルナーチャラム」でランバのバッグをひったくりしたバンダナのお兄さん。

この映画の主演Mohamlal。
貫禄があり、気軽に声をかけられないような雰囲気を持っていた。

彼女がヒロインのVasundhra。

つまり「Citizen」で共演していたKanal KannanとVasundhraのふたりに逢った事になる。

Vasundhraさんは、映画で見るより実物の方がかわいい女性でした。
撮影が大詰めらしく、みなさんお疲れの様子。

ガラスを突き破るスタントシーンの撮影。取り直しの効かない一発勝負。
なので、慎重にリハーサルが行われていた。

リハーサルどおりうまくいって、御覧の通りガラスは粉々。

ちなみに、このガラス、本物のガラスである。映画用の特殊なガラスなどは使っていない。
スタントマンがガラスに飛び込む直前に、火薬でガラス全体にひびを入れ、そこに飛び込むのである。映画では解らないが、火薬を使用しているので、当然大きな音がする。
絶妙のタイミングが要求されるが、慣れているのかうまくこなしていた。
しかし、本物のガラスだけに、飛び込んだスタントマンは血だらけになっていた。「血が出てるよ」と言ったら「ノープロブレム、ノープロブレム」だって。どうやら日常茶飯事らしい。

こちらはガラスとその先にあったテーブルに飛び込んだ跡。
絨毯の下には10cmくらいの厚さの発泡スチロールが敷かれているだけ。
他にもMohamlalと同じ衣装を着たスタントマンがバイクでドアを突き破ったりと、撮影は朝方まで続いたようだ。私は午前二時くらいまでで失礼したが。

つい最近、Aanantha Poongkaatraeが上映されたらしい。見たかった…。
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